初めに
我が国は、世界でも高い水準の平均寿命を保っていると同時に、人口の高齢化が進み、認知症患者さんの人数も20年後には約330万人に上ると予測されています。認知症とは、脳自体や何らかの身体の病気が原因で、脳の働きが悪くなったために、記憶力や判断力の低下が起こり、場所や日時の見当がつかなくなり、生活するうえで支障がでてくる状態を言います。
認知症は、よく耳にされるアルツハイマー型認知症以外にも、様々な原因で起こります。ある疾患では一時的な症状の場合もあり、早めに受診されることが有用です。初期にはなかなか鑑別が困難な場合もありますが、アルツハイマー型認知症では早期からの内服で進行を遅らせることができたり、生活上のトラブルを軽減でき、その後の対応に余裕を持って当たれるというメリットもあります。また、生活習慣や環境を整え、脳の活性化をはかることで、認知症の進行や発症を遅らせる効果があります。
物忘れが多く、気になりだしたら、早めにかかりつけの医師に相談し、受診いただくことをおすすめします。
そこでこの度、当院では、かかりつけ医の先生の診療の下、在宅生活をより良くお過ごしいただけるように、地域医療連携パスを用いた「物忘れ外来」を開設いたしました。
診療体制
- 川崎 照晃
- 康生会 武田病院 神経脳血管センター 部長
診療時間
毎週土曜日 午後2時00分~4時00分 完全予約制
診療対象となる方
- 物忘れが気になる方で、かかりつけ医などからの紹介のある方
- かかりつけ医・紹介元で、当科診療後の定期受診が可能な方
- これまでの経過をよくご存知のご家族、付添い者の同伴が可能な方
診察当日持参して頂くもの
- かかりつけ医・紹介元からの紹介状
- 保険証
受診するには・・・
当外来は、完全予約制をとらせていただいています。MRIによる画像検査と脳機能検査を行うため、初診当日と再診日の2回に分けて検査・診療を行います。このため、初日の検査の事前予約が必要となります。受診を希望される方は、かかりつけ医の先生とご相談の上、かかりつけ医の先生から下記地域医療連携室にお電話でお申し込みいただいて下さい。
かかりつけ医をお持ちでない場合も随時診察させていただきますので、地域医療連携室へご相談下さい。
地域医療連携室 TEL:075-361-1352
受診の流れ・・・
初日は、診察と検査(採血+MRI+高次脳機能検査)に90~120分程度、2日目は検査(MRI+高次脳機能検査)と結果説明を含め90~120分程度をご予定ください。
診療内容の詳細と検査結果は後日かかりつけ医の先生にも郵送いたします。







